コラム
*** 役に立つ眼のコラムです ***
過去のコラムのバックナンバー
■2002-01 「はやり目」について
■2001-06 正常眼圧緑内障
■2001-03 白内障
■2000-12 緑内障
■2000-10 老眼について
■2000-8&9 糖尿病と目
■2000-07 網膜剥離(もうまくはくり)
■2000-06 黒いものがとぶ「飛蚊症」
■2000-05 「眼」のストレス
■2000-04 眼精疲労
■2000-03 花粉症でよく寄せられる質問
■2000-02 花粉症
■2000-01 ドライアイについて
■5月のコラム
早いものでゴールデンウィークも足早に済んでしまいましたが、ちょうどこの時期に五月病というのがやってきます。特にフレッシュマンの皆さんには多いのではないでしょうか。オフィスではもう日常的に使われるパソコンによる眼の疲れ、そろそろ重く感じていないでしょうか。そこで、今月は先月に引き続き眼の疲れについて取り上げました。今月は先月で少し取り上げたパソコンなどによる目の疲れと、眼の休養についてスポットをあてています。どうぞご覧になって、「眼」をいたわってあげてください。
●目次
1.
VDTによるストレスと症状
2.
VDTストレスを軽減するために
3.
「目の過労」
4.
リフレッシュの仕方
5.
最後に
1.
VDTによるストレスと症状
先月、VDTの眼精疲労について少し説明しましたが、もう少し掘り下げて説明してみたいと思います。VDTとは、Visual Display Terminalの略で、要するにパソコンのディスプレイやテレビなどのブラウン管、さらにはパソコンのキーボードなども含まれます。また、ファミコンなどのゲーム機械やワープロも含まれるでしょう。
このようにVDTに触れる機会はもう日常的にあるというわけですが、このVDTによってさまざまな症状が起きてきます。
●頸肩腕症
VDT業務でキーボードなどを長時間タイミングし、画面を見ていると全身疲労や筋肉疲労などが起こって、頭痛、肩こり、手のしびれなど起きてきます。このことを頸肩腕症(けいけんわんしょう)と言います。この症状はVDTの作業をする人のなかでは多く訴えられる症状です。
●自律神経障害
頭痛、立ちくらみ、めまい、はきけ、全身疲労感、神経性下痢など自律神経を中心とした症状が出てくることもあります。
●生理不順
女性に起こりやすいVDTによる症状としては、生理不順があげられます。この原因についてはまだハッキリわかってはいませんが、VDT機器からの電磁波や電波の人体への影響やストレスと関係があると言われています。
2.
VDTストレスを軽減するために
以上のように、さまざまな影響を及ぼすVDTですが、いくつか注意することで事前にVDTによる影響を防ぐことができます。まず、VDT画面(パソコンのディスプレイなど)が蛍光灯や太陽などでちらついたりして見えにくい場合は、それらを抑えることができるように配置換えしたり、または画面上に市販のフィルターを使用するようにしましょう。また、キーボードも打ちやすいものを選び、さらにアームレスト(ひじかけ)などをつけることも大事です。
このように少しでもVDTによる「疲れ」を軽減することがとても大事であることを心に留めておいてください。
3.
「目の過労」
上記ではVDTによる目の疲れを紹介しましたが、VDT以外でも目を酷使しているケースが多く見受けられます。たとえば、視力が良くないのにメガネやコンタクトレンズを使わずに本などを無理に読もうとしていると、多分に眼に疲れを与えます。さらに、眼だけではなく肩や首にもストレスを与えることになります。また、暗いところで文字を読むことも同様です。
それから、読んだり書いたりするときの体勢にも気をつけなければなりません。イスと机の高さは適当か、目とディスプレイの位置は適当かなど、なるべく体に負担がかからない状態での作業ができるように調節することが大切です。
4.
リフレッシュの仕方
いくら正しいメガネを使い、姿勢など外のことに気をつけても、実際の作業を根をつめてしていては意味がありません。作業の仕方にも工夫をすることが重要です。たとえば、3時間のワークをしなければならないときに3時間続けて仕事をするよりも、1時間ずつ10分の休憩を取りながら行うなどの小休憩をできるだけ取り入れるようにしてみましょう。また、なるべくその小休憩の間には目を使わないことが重要です。小休憩の間にインターネットでホームページを見るのは、確かに心のリフレッシュになるかもしれませんが、目にとってはリフレッシュになっていませんから。
また、ときにはぼんやりすることも大切です。遠くの景色、とくに緑に目をやることが良いと言われています。このときにはじっくりと心も落ち着かせ、心身ともにリフレッシュしてください。こういったメリハリのある仕事と休憩が、これからの作業にも好循環を促すことでしょう。
5.
最後に
「単なる目の疲れだな」と思っていても、その症状が長く続いていたり症状が重くなってきている場合は、できる限り私のところや近くの眼科医のところへ訪ねてください。単なる目の疲れと思っていたことが、大きな病気であることも意外とあるのです。
また、眼について「大丈夫かな」と心配ばかりすることも眼にとっても良いことではありません。心のストレスが目の症状となって現れてきます。こういうときは思い切って眼科医のところへ行きましょう。相談することで不安から開放されますし、このことで心のリフレッシュにもなるはずです。また、先生からアドバイスが得られることもあるでしょう。
何かといろいろ考えがち、かつ憂鬱になることも多いこの時期ですが、「眼」も「心」もともにリフレッシュしていたわるということを忘れないようにしてください。そして、何か不安なことや不明な点、疑問点があれば遠慮なくメール相談で私のほうへ相談してください。いつでもお待ちしています。
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